<用語解説>PWAとは?

【 The Thor & Kinsta 】

<PWAとは何か>

PWAは「Progressive Web Apps」の略で、

スマートフォン上でアプリのように動かせる
モバイル向けのWebサイトです。

PWAはHTML、CSS、Javascriptを使って実現されます。

モバイルサイトがPWAであるためには、
信頼性、高速性、アプリのような動作、
といった特徴を兼ね備える必要があります。

サイトがPWAであるかどうかについて、
こちらのチェックリスト(Progressive Web App Checklist
が閲覧できます。

3つの特徴の具体的な内容は以下のようなものです。

・信頼性

ネットワークの状態が悪くても即座に起動するか..
事前に情報をキャッシュすることによって対応するのが一般的です。

・高速性

ユーザーの要求に即座に反応するか..
動作がスムーズでスクロール時にギクシャクしないことが求められます。

・アプリのような動作

オフラインでも動作するか..
プッシュ通知が使える、
全画面表示できる、
デバイスのハードウェアにアクセスできる、

ホーム画面にインストールできる、
アプリのストア(App Store、Google Play)から
ダウンロードする必要はない

といった条件が求められます。


WordPressランキング



<PWAを導入するメリット>①

=企業にとってのメリット=

PWAの高速性とアプリのように使える自由度により、
企業はユーザーのモバイル体験の質を高めることができます。

モバイル体験の質の向上により、
多くのユーザーを惹きつけることができます。

「PWAサイトを1つ作ればすべてのデバイスで使える」

ネイティブアプリの場合、iOS用のアプリはiOSでのみ動作し、
Android用のアプリはAndroidでしか動作しません。

ネイティブアプリをスクラッチ開発し、両OSに対応させる場合、
コーディングのコストが2倍になります。

PWAの場合、一度サイトを作ってしまえば、
iOSとAndroid、両方のデバイスで使うことができます。

「アプリよりも多くのユーザーに使ってもらえる」

PWAサイトは、アプリに比べて
インストールのハードルが低いと言えます。

アプリを使うとき、ユーザーはApp StoreやGoogle Playから
アプリをインストールしなければなりません。

日本人が持っているアプリは平均で80個、
使っているのは25個であることを考えると、
これは非常に高いハードルです。

PWAなら、ブラウザで見ているページを
ホーム画面に登録するだけでアプリのように使えます。

「ユーザーの直帰率が下がる」

ページの読み込み時間が
3秒を超えるとユーザーはサイトの閲覧を諦める、
というデータがあります。

あるニュースサイトでは、ページの読み込み時間が
1秒増すごとにユーザーが10%減少しました。

しかし、PWAサイトはページの読み込みが速く、
オフラインでも使えることから、
PWAはユーザーにっとって非常に使いやすいWebサイトです。

PWAの高速性は、ユーザーの直帰率を下げる切り札になります。

「プッシュ通知が使える」

プッシュ通知はネイティブアプリのさまざまな機能の中でも、
特に重要なマーケティング・集客手段です。

プッシュ通知を適切に使うことでユーザーとのつながりを深め、
サイト訪問や購買に結びつけることができますが、
PWAもアプリと同じようにプッシュ通知を使うことができます。



<PWAを導入するメリット>②

=ユーザーによってのメリット=

PWAはユーザーから見ると、
ショップでダウンロードすることなく使えるアプリのようなものです。

「ホーム画面にインストールしてアプリのように使える」

ユーザーがPWAサイトを開くと、
まるでアプリのように使えることに驚くはずです。

通常画面の下部に位置する、
「サイトをホーム画面に追加」というボタンを押すだけで
アイコンが作成され、スマートフォンのアプリのように使うことができます。

PWAは、ユーザーにとって、気軽に使えるアプリのようなものです。

表示が速いので閲覧時のストレスがない

PWAはキャッシュ機能により、
バックグラウンドでページを読み込んでくれます。

読み込みのために待つ時間が少ないので、
ユーザーはストレスなくサイトを閲覧できます。

オフライン環境でも動作するので、
ユーザーのストレスはさらに軽減されます。

にほんブログ村 ブログブログ ブログテンプレートへ
にほんブログ村

<PWAとネイティブアプリの違い>

PWAの機能はネイティブアプリにくらべて

遜色ないようにも見えます。

それではPWAとネイティブアプリには
どのような違いがあるのでしょうか?

*

PWAはあくまでもWebサイトであり、
ユーザーはWebサイトにアクセスする意識で使う場合が多いでしょう。

ネイティブアプリのように
App StoreやGoogle Playからダウンロードする必要がない分だけ、
気軽に使えるとは言えますが、
ユーザーとのエンゲージメントが強化しにくい部分もあります。

*

開発コストの面から見ると、
iOSとAndroidの2つのアプリを開発する必要がない代わりに、
PWAはコーディングが必要です。

モジュール化された
ネイティブアプリの開発環境が次第に広がりを見せています。

その場合、コーディングは不要となるので、
PWAは開発コストの面でかなわないかもしれません。

*

PWAは世界展開を狙う企業が、新興国向けに
データ量を減らしたサービスを展開するときに使われることが多く、

よりリッチなモバイル体験のためには
ネイティブアプリを必要とします。

多くの企業はPWAとネイティブアプリ
両方のサービスを展開しています。

【 The Thor & Kinsta 】

投稿者: The Wordpress Blog

“The Thor“ is a WordPress theme that provides best-in-class SEO optimization in Japan. However, since it is only available in Japanese, so it is little known outside of Japan.

コメントを残す

WordPress.com で次のようなサイトをデザイン
始めてみよう